こんにちは、ライターの梅子です。
今回、皆さんにお届けするのは「ドローン宅配」についてです。

ドローンといえば、大迫力の空撮やドローンレースなどが有名ですが、ドローンによる宅配も実現に向けて実験が重ねられているのをご存知でしょうか。

ドローンと宅配

日本は少子化、超高齢化社会を迎え、働き手が減少しています。
しかしネットで買い物をする人口は年々増え、需要は増える一方で物流業界は慢性的な人材不足なのは皆さんもご存じかと思いますが、その問題を解決する糸口として、期待されているのがドローンによる宅配です。

特に短距離の早期配送が注目を集めています。
Amazonがイギリスで行った実験では、注文からなんと15分で配達ができたそうです。
素晴らしいですね!!

また、楽天が行ったゴルフ場でプレイヤーがスマホで注文した飲み物やボールの配達をする実験も成功しています。

離島への宅配もラクラク!?実証実験も実施中

このように世界各国でドローン関連法の整備や物流専用のドローンの開発がされていますが、日本でもさらなる実験として、2019年6月17日に、楽天と西友による離島へのドローン宅配実験が開始されました。※サービスは7月4日から開始

実験では、楽天アプリで購入した品物を西友リヴァンよこすか店(神奈川県横須賀市)の屋上から飛ばし、東京湾に浮かぶ無人島「猿島」まで約1.5キロメートルの距離をドローンで配送しました。
引用:猿島公園/横須賀観光情報 ここはヨコスカ

ドローンが猿島に到着すると、購入者が商品を受け取ります。
位置や到着時刻は、アプリで確認が可能なのが安心ですね。
送料は500円で、購入者が負担します。

サービスの期間は、3か月で400品目が取扱商品となります。
使用されている機体は、中国ネット通販第2位の京東集団(JDドットコム)製。
最大積載量5キロ、最長飛行距離16キロ、最大飛行時間40分となっています。

実験の地、猿島は海水浴、BBQ、釣り、散策などレジャースポットとして有名な観光地です。

足りないBBQの材料など急に必要になったものを購入するのに活用できそうです。
余談ですが、この猿島、天空の城ラピュタを連想させる風景があると人気を集めていますね。
また、仮面ライダーのショッカーの基地があると有名とのこと。
(仮面ライダー剣、第2話でも撮影に使われています! ライターのリュウジ談)
引用:猿島/Wikipedia

筆者は今回、調べていて初めて知りましたが、BBQだけじゃなくそういった場所をめぐるのも楽しそうです。
さらに2019年10月20日までは、あの「麦わらの一味」が猿島をジャックするというコラボイベントも開催していますので、夏休みなどを利用して、ぜひ訪れてみてください。
モンキー・D・ルフィ島(猿島)/TRYANGLE WEB

そして、ドローン宅配を実際に試してみてください!
事前予約ができないので注意が必要です。当日朝8時から受付開始です。
その日サービスが利用できるかは、アプリ上でお知らせがありますので、確認を忘れずに!

まだまだ、法整備やドローンの配達ルートの確立など課題が山積みのドローン宅配ですが、日本政府も2022年には、都市部を含む地域における荷物配送が可能になるように検討を進めているそうです。詳しくは、経済産業省ホームページのドローンのページをご覧ください。
ロードマップだけでも読んでみると面白いですよ。
ドローン/経済産業省

近い将来SF漫画やアニメのように街中をドローンが荷物を持って、飛び交う光景が見られるなんて、ワクワクしますね。