-以下、プレスリリースより-

かすみがうら市⇔美浦村間片道8kmの霞ヶ浦湖上飛行ルートを南北縦断
株式会社eロボティクス茨城
2022年11月11日 15時41分

2022年11月2日に株式会社eロボティクス(本社:南相馬市 代表取締役:板羽昌之)は、大型産業用ドローンを用いて茨城県かすみがうら市農村環境改善センター屋上⇔美浦村大山ヘリポート間片道8kmの往復飛行を報道関係者向け公開飛行試験を行いました。

令和3年度に「霞ヶ浦」の湖上上空を活用した、国土交通省・環境省の連携事業である「過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業(計画の策定)」を代表事業者:(株)eロボティクス、共同事業者:かすみがうら市、美浦村で実施を試みましたが、電波干渉の影響でルート途中で引き返すことになり、湖上縦断は断念しました。
令和4年度は機体の選定や通信方法のLTE化など、以下の改善と新たな取り組みを行い再度「霞ヶ浦」湖上上空を活用したドローン物流の実用化を図りました。

①通信環境:「LTE上空利用プラン」を活用したドローンの制御及び映像伝送を採用。
②飛行機体:イームズロボティクス(株)製の福島県産大型産業用セルラードローン「UAV-E6150」を採用。
③無人航空機運航管理システム(UTM):(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構・(株)日立製作所の協力により、福島ロボットテストフィールドのUTMによる動態管理。
イームズロボティクス社製「UAV-E6150」

④気象観測:(一社)環境ロボティクス協会の協力により、ウェザーステーション搭載大型産業用ドローン「ALTAX」を用いて「霞ヶ浦」湖上飛行ルートのリアルタイム気象観測(気温、湿度、風向、風速、気圧)の実施。

Freefly Systems社製「ALTA X」 機体上部に気象観測測器を装備

11月2日に行われた飛行では、ドローンに5kgの模擬荷物を積載し、約13分で両拠点間を問題なく飛行することができ実験は成功を収めた。今後は限定した飛行ルートを利用して地域間の交流や、地域課題の解決、新たな飛行ルートの開拓を予定している。

また現在eロボティクス茨城(本社:かすみがうら市)は、かすみがうら市及び美浦村の特産品を加工してドローンで配送する「空飛ぶスイーツ」のクラウドファンディング事業を計画している。現在CAMPFIREを利用して活動資金を募集している。

CAMPFIRE 空飛ぶスイーツ「ドローン配送サービスによる今までにない活気ある まちづくり」
https://camp-fire.jp/projects/view/620490
(11月18日まで)

提供 PR TIMES